植物育成ライト「AMATERAS」が壊れたってはなし。

どうも皆さまこんにちは・こんばんは。

QPです。

なんと表題の通りです。

AMATERAS、壊れちゃいました。

草を愛し育てる我々には、室内管理でLEDを使用されている方々も多いと思われます。

たくさんの植物育成LEDがある中、私は株式会社BARRELさんの商品

・AMATERAS

・SUN-20W-W(PlantLight)

を使用しています。

 

AMATERAS…高いんですよね。

私が買ったのは2020年7月11日。

楽天市場のCharmショップで 14200円 でした。

植物育成用LEDを購入したのも初めてで、いきなりこんな高い買い物して結構思い切った感じだったんです。よく覚えてる。うん。

 

5月3日 入浴中のこと。

母から「あんたの部屋のライトがチカチカしてるよ」

と言われました。

夜でも庭へこれでもかと言わんばかりに煌々と光を漏らす私の部屋。

窓近くに設置されたAMATERASが点滅しているというのです。

おやおや、ただ事ではないです。

風呂から上がると、すでに妻の手によってAMATERASはライトソケットから外されていました。

ソケットにはめなおしてみたところ、やはりチカチカと点滅しています。

壊れた…高いのに…

我が家の環境では、6:00~21:00 まで1日 15時間 

365日点灯させていました。

壊れた5月3日までおよそ2年間、11000時間ほど使用したことになります。

メーカーのHPで見た製品寿命としては、30000時間を謳っておりましたが、AMATERASはその光量ゆえに結構発熱するもので、基盤や回路の劣化が起こりうるとも聞いておりました。

購入から1年の製品保証もすでにきれているし、新しいライトを買わねばなるまい…

 

そう思いましたが、なんとなく「AMATERAS LED 点滅」と検索してみました。

するとBARRELさんのHPでPlantLightのページでしたが、

「1年以内完全無償修理、1年以上送料のみお客様負担で修理させていただきます」

と書かれていました!!

これ…AMATERASももしかして…と思い、早速問い合わせにメールを送りました。

 

なんと翌日に返事が!!

「往復の送料はお客様負担で、修理対応させていただきます」との内容でした。

小躍りしたのは言うまでもありませんね。

元の箱にしっかりと入れて、梱包し発送しました。

そしてなんと、対応の速さが素晴らしかったです。

木曜日に発送したのに、土曜日には修理が完了して戻ってきたのです!!!

 

そして相変わらず、私の室内管理組を煌々と照らして光合成を助けてくれています。

メッセージ送ってみてよかった…

 

株式会社BARREL様、本当にありがとうございます。

これからも大切に使わせていただきます。

www.barrelled.net

LET'S 自家受粉!!

f:id:QPZiZi:20220425010639j:image

みなさまどうもこんにちは。

およそ4ヶ月ぶりにブログを書いております。

というか令和4年入って初の更新?!

何をしていたんだ私は…

と、振り返ってみると…

なんやかんや、大変な数ヶ月を乗り越えてきたのでした。職場でのコロナ発生やら、絵の依頼やらです。

とてもブログをのんびり書いている時間は無かったのでしょうね。自分。

 

ところで、春めいてくると色々な植物が動きはじめてくるわけです。

植え替えをしたり、花が咲いたら交配をしたり、種をまいたりしますよね。

今回のブログ内容はつまり

花が咲いてるやつは受粉させてみようかな。

って話です。

 

ただ花見てキレー!!✨

ってなって終わるだけだったのは一昨年ぐらいまでの自分。

昨年、恵比寿笑を自家受粉チャレンジして種を採り、味をしめた私。

ご覧下さい。自家採取した恵比寿笑の発芽率めちゃ良いです。

f:id:QPZiZi:20220425011902j:image

種が採れたら新鮮な種がまけるってことだし。

どうかするとオリジナルの特徴を持った植物が生まれる可能性もあるってことですよ。

まだ交雑の幅は大きく出来るほどアレコレ植物を持ち合わせてはいないものの、自家受粉ぐらいはできる!!

と思って、試してみた植物は現在2つ。

Dyckia'Arizona'

Titanopsis calcarea (チタノプシス・カルカレア)【天女】

 

Dyckia'Arizona'

花芽が上がって、咲くまでにしばらくかかりました。ハウスが小さいので天井につっかえそうでハラハラしてました。

f:id:QPZiZi:20220425010839j:image

Dyckia maniaxさんのブログを参考にしながらやってみました。

ディッキアの育て方:交配・受粉編 | Dyckia Maniax

Dyckiaは交配が盛んですが、自家受粉できるんですね。

f:id:QPZiZi:20220425010932j:image

「これでMAXなの?」って感じの中途半端さを感じる咲き方してますが、こんなもんらしいです。

 

花弁をむしり取り雄しべ雌しべを露出させます。


f:id:QPZiZi:20220425011115j:image

f:id:QPZiZi:20220425011120j:image

f:id:QPZiZi:20220425011118j:image

雄しべをピンセットでつまんでちぎり取り、雌しべの先端にチョイチョイして花粉を付けてやりました。


f:id:QPZiZi:20220425011242j:image

f:id:QPZiZi:20220425011239j:image

f:id:QPZiZi:20220425011237j:image

花粉って、花が開いてたらすぐに採れるってものでもないし。雌しべもいつまでも花粉が付きやすいように湿っているもんでもないんですね。

新鮮な気持ちで、勉強することがたくさんあります。

 

あとは子房が膨らんで、結実するのを待つのみ。

f:id:QPZiZi:20220425011313j:image

Titanopsis calcarea (チタノプシス・カルカレア)【天女】

こちらはメセンの仲間です。

f:id:QPZiZi:20220425011338j:image

メセンの類は基本的に他花受粉だそうで、同じタイミングに花が咲いている個体が居る必要があります。

知り合いのお店から、花が咲きそうな個体を2つ譲っていただきましたのでチャレンジです。

やり方は似たようなものですが、こちらはしっかりと花が開いているので花弁を取り除く必要はありませんね。

結実して種鞘が出来るのを待つばかりです。

 

みなさまも花が咲いている植物がありましたら

自家受粉、やってみてはいかがでしょうか?

 

次回更新は種が採れたら、その経過等を載せていこうと思います。

ではでは。

 

 

マダガスカリエンセの胞子栽培(準備編)

皆様どうも、久しぶりのブログ更新です。

最近ビニールハウスを庭に建てたりと、休みのたびに身体を酷使しており、体力の限界千代の富士だった私です。

さて、ようやく表題の件ですが。

【マダガスカリエンセの胞子栽培】

を開始しようと準備していた話をします。

まぁまだ撒いていないのですがね。

 

知人の育てているマダガスカリエンセ。

立派です。

f:id:QPZiZi:20211120211647j:imagef:id:QPZiZi:20211120211715j:image

頂き物だとか(うらやま…)

「このマダガスカリエンセの葉が枯れたら、胞子栽培するのでいただけませんか」

そうお願いしていた胞子葉を10月に無事受け取ったのでした。

 

胞子栽培は、単純にそのまままいても発芽するとは思います。が、私はいったん乾燥させてからまきます。というのも、茶色い胞子嚢を乾燥させてやることで、種となる胞子が出てくるというものだそうです。

とはいえ肉眼で簡単に確認出来るようなサイズでは無いので、取り出す意味は無いのでは?!

なんて思いはしましたが…硬い被殻に守られた種を削ったり割ったりして発芽させる場合もあると聞きましたし。似たような意味があるのだろうと思います。

【参考に私が見たブログ☟☟☟】

ビカクシダ・ウィリンキーを胞子から育ててみました | LOVEGREEN(ラブグリーン)

 

準備した物品はほとんど100均です。

100均の密閉できる容器。

100均の乾燥剤。

100均のスプーン。

 

まいた時に菌が入って欲しくないので、基本新品を使います。手袋も滅菌したものです。


f:id:QPZiZi:20211121235034j:image

f:id:QPZiZi:20211121235029j:image

f:id:QPZiZi:20211121235031j:image

胞子葉から胞子嚢をこそげとります。


f:id:QPZiZi:20211121235255j:image

f:id:QPZiZi:20211121235257j:image

f:id:QPZiZi:20211121235252j:image

余っていたトレーシングペーパーを使い、包みます。


f:id:QPZiZi:20211121235432j:image

f:id:QPZiZi:20211121235434j:image

乾燥剤とともに容器に入れ、保管します。

1週間はこのまま乾燥させてから播種しようかなと思います。(すでに1ヶ月ぐらい放置してますが)温室もあるので年中播種可能ですから、時間がある時にやってみようと思います。

 

リドレイの胞子栽培株も順調に育っているので、板付け管理に移行させたり、スペース確保も必死にやらなければならない将来が見えて軽く頭痛がしますね…

いきなり寒くなった。

夏が過ぎてようやく秋がきたと思ったら…

f:id:QPZiZi:20211018014839j:plain

なんなんですかね? この気温の低下具合は!!

まだアガベは外に出しているし、ビニールハウスも建設途中で冬の支度が追い付いていない…

 

っとまあこんな具合で、気温の低下にせっつかれて困っているところです。

今年は初めて実生にチャレンジし始めたということもあり、我が家には低温にさらされると困る植物たちが増えました。

確実に。うん…

リドレイやコロナリウムもまさに低温にさらされることは調子を崩しかねない要因です。何としても調子を崩させずに越冬したい…

 

では…

!!環境を整えよう!!

 

てなわけで迷いもなくAmazonで室内用温室と植物育成用LEDを購入。

www.amazon.co.jp

www.amazon.co.jp

 

以前はモリジンのワタルさんみたいにかっこかわいい木の温室?ケース?をDIYしてみたいなあなんて思って設計図まで描いたりしていましたがね。

f:id:QPZiZi:20211018014921j:plain

この「〇〇してあるといいです」的な書き方がしてあるのは、知り合いの大工さんと木材店に相談していたからですね。

圧倒的にこのAmazonの室内用温室を買った方が、見た目はともかくコスパ的にいいです。

こんなに急激に冷え込まれるとゆっくり作っている時間もないので、四の五の言わずに準備していきます。レジャー用のアルミシートや、園芸用のトレーなんかも必要になりそうですね。

これからファンを取り付けたり、ビカクシダをひっかける網やらなんやらを100均で買い漁ることになりそうです。

 

今回はそんな冬支度をはじめましたよっていうブログでした。

 

 

台風が役立ったかもしれない話。

皆様どうも。相変わらず植物に囲まれ幸せな日々を送っております。QPです。

 

10月も半ばにさしかかり、気温が上下する季節の変わり目に日々 はわはわ としております。

 

ところで、実は今年7月8日にユッカの種をまいたりもしていました。

まいたのは以前に知り合いからいただいた

Yucca baccataの種5個 と

SEEDSTOCKで買った種にモニター用として来た

Yucca whippleiの種12個。

アガベと似た形状でおっきな種。

f:id:QPZiZi:20211014203558p:image

被殻が硬いのか、室内で2週間ほど管理していても一向に発芽せず。

いっそ灼熱に晒してやれとベランダに移しました。

そこからの山陰地方の気温はなかなかに高い日が続きました。ちらちらと見てはいましたが8月に入っても発芽せず。

正直なとこ半分諦めて放置してました。

多分、湿度維持なんてできていなくて乾いたりもしていたでしょう。

ところが…

 

台風10号の接近。

f:id:QPZiZi:20211014194821j:imagef:id:QPZiZi:20211014194838j:image

2021年8月6日に発生した台風の影響か、私の住む地域は8~10日にかけて連続した雨が振りました。おそらくその影響でしょうか。

用土がひたひたになるぐらいに雨水が溜まっていたようです。

おそらくその後からいい具合に湿度・温度が整ったタイミングがあったのでしょうね。

 

8月14日びっくりするぐらい肌寒い日でした。

f:id:QPZiZi:20211014200515j:image

仕事から帰ってきて、様子を見てみるとたったひとつだけですがwhippleiが発芽していました。

人知れず発芽して、頑張って根を土に食い込ませようとしながら 1枚の細い葉を伸ばし、まさしく「く」の字になって成長していました。

急いですくい上げ、鉢に移して室内管理へ移行させて大切に大切に育てております。

f:id:QPZiZi:20211014204537j:imagef:id:QPZiZi:20211014204543j:image

 

成長のゆっくりな植物ですが、発芽すると頑強で美しいユッカです。

細く青さの際立つ葉が展開していき、大きく迫力のある姿になるまでしっかり寄り添っていきたいものですね。